Classical photograph

写真とは視覚的に識別できる画像の記録と言われますが、現代はデジカメ写真が主流となり現像されることもなく、単なる記録、ノートのようになっています。
私は目に見えない“心の中の小宇宙”を表現するため、様々な古典写真技法を研究し、ヴァンダイク技法では和紙を印画紙に用いて、純金箔等を施し、オリジナル性を追求した作品を制作しています。ガラス湿板では撮影から現像まで手作り写真にこだわった作品を制作しています。現在は、単なる古典写真活動ではなく、クラシカルフォトグラフという創作分野を提案し、新しい芸術分野に育てるために活動しています。
※Classical photograph(クラシカルフォトグラフ)はアートオフィスKの登録商標です。
登録6088065 (商願2017-172889)

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Classical photograph

クラシカルフォトグラフとは

現代はフィルム写真からデジタル方式の写真が主流となり、記憶や記録というより瞬間の感覚を楽しむことが大半となってきています。思い出はPCの中にのみ保存され、プリントされることは稀になりました。
デジタルカメラが主流になる前の写真は、現像から印画紙に写しだされるまでの間には、想像や期待やドキドキ感がありました。時には失敗作もありましたが何某かの趣がありました。
写真は焼き回すと何枚でも出来ると言う固定概念を覆したく、大阪芸術大学にて古典写真技法を学び、印画紙から手作りで1枚ずつ仕上げる感動を得ました。この古典写真技法を用いて手作りで仕上げる感動を多くの人に伝えたいと思っています。作品のオリジナル性を確保するためClassical photographを商標登録済(登録6088065, 商願2017-172889)です。
現在も様々な古典写真技法を研究しており、私にしかできない独創性のあるオリジナル作品を制作し、古典プリントの普及に尽力をして行きたいと思っております。

Award

「Beautiful Ms.清月」

「Beautiful Ms.清月」 2014年「芦屋写真展-Road to Paris-」
グランプリ受賞

14歳で仏門に入られた清月住職はこれまでにお化粧をしたことがありません。無理にお願いし口紅を引かれた時の一瞬のあどけない表情を撮影しました。
日ごろのお勤めされている凛とした表情との対比、どちらも美しいです。

「銀婚式」 硝子湿板

「銀婚式」
2018年SALON D'AUTOMNE(サロンドートンヌ展)入選

この作品は、乾杯しているが会話は仮面をかぶって話している、果物も花も萎れている、ただ1つフレッシュなのはレモンのみ、しかし味わうと苦い。
銀婚式を迎えた夫婦のはかなさを静物にて表現しました。

「Silence, Gogh, Monet」
2021年 SALON D'AUTOMNE(サロンドートンヌ展)入選

  • Silence 静寂 ゴッホ

    一節によればこの道を抜けた先の『カラスのいる麦畑』を描いたとされる麦畑でヴィンセント・ヴァン・ゴッホは自殺をしたとされている。
    フランス オーベルシュルオワーズにて撮影

  • Silence 静寂 モネ

    クロード・モネは晩年ジヴェルニーのこの庭で家族に囲まれ『水連』等作品制作をした。2人の画家の心の静を表現しました。
    フランス ジヴェルニーにて撮影

Profile

若林 久未来Kumiko Wakabayashiフォトグラファー

大阪生まれ

2007年
大阪芸術大学写真学科に入学し、古典技法を学ぶ。
2011年
卒業時卒業制作学科賞受賞
2014年
芦屋写真協会公募展「-Road to Paris-パリ」第1回グランプリ受賞。他入賞多数。
2014年
MIギャラリーにて"Beautiful"個展

2014年以降 国内だけでなくパリ、ロシア(エカテリンブルグ)など海外でも活動中
展示会、招待・ワークショップ等多数
 小さな遊びと小さなギャラリー「公園前スペースいろは」主宰

受賞歴

2011年度
写真学科卒業制作 学科賞受賞
2014年
「芦屋写真展 -Road to Paris-」 グランプリ受賞
2018年
MIギャラリーMIG賞 受賞
2018年
SALON D'AUTOMNE(サロンドートンヌ展)入選
2019年
MIギャラリー MIGAA 優秀賞受賞
2021年
SALON D'AUTOMNE (サロンドートンヌ展)入選

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